「ピクセル」シリーズのクリエイターズトーク

「ピクセル」シリーズの開発元、スコア・スタジオズのクリエイターより、好評配信中ピクセルクロスアドベンチャー」をはじめとした、同シリーズタイトルの開発秘話をお楽しみ下さい。
 

 

RF

こんにちはジェームスさん、読者の皆様に自己紹介をお願いします。

ジェームス・ケイです。最新作ピクセルクロスアドベンチャーを含むピクセルシリーズのゲームデザイナーです。

RF

主人公のスコアちゃんがまた悪さをしそうな予感です。いつになったら問題を起こさないようになるんでしょうか。

ホントですよね!でも今回は彼女というより、その...好戦的な性格がトラブルを起こしてるので、今回は責任を免れてます。

RF

ピクセルクロスアドベンチャーのストーリーは前作ピクセルラインDXとピクセルカラーズから続いていますね。スコアちゃんが世界を荒らす新しい方法をまた考えるのが楽しかったのではないでしょうか。

はい、シナリオや、それに対するスコアちゃんの反応を考えるのはいつも楽しいです。あと今回はもっと彼女の特徴や”気持ちの表現”が沢山見られますよ。

RF

ピクセルクロスアドベンチャーの制作の裏ではどんなインスピレーションを受けましたか?

どこから始めましょうか。10年以上前にScore Studiosを立ち上げた時、お絵かきロジックのゲームを作りたいと思っていたんです。でもiPhoneが発売されてタッチスクリーンに感化されてピクセルラインをやろうと思いました。ただ今回は元のアイデアに再び戻る機会があって、お絵かきロジックの夢が叶いました!2DのRPGのようなアドベンチャーを作るというアイデアは...まあその、それを作りたかったからですね。幸運にも二つのジャンルが上手くまとまりました。

RF

ゲーム内で注目すべき所はありますか?

沢山あります!お絵かきロジックの制作をただ楽しんだだけではないんです。いくつかシークレットやイースターエッグを入れたり、釣りミニゲームや他のゲーム内パズルを追加しました。果たしてイースターエッグを全部見つけられるプレーヤーはいるのでしょうか...。

それに加えて色々とカスタマイズ機能も入れました。それぞれパズルは様々な方法でプレイ出来ます-ビジュアルテーマを選択したり作ったり、ヒントやタイマー表示のON/OFFが出来たり、ミス自動修正などもあります。プレーヤーにとって好みのパズルゲームスタイルに調整できるという事がとても重要でした。

RF

ファミ通での殿堂入りシルバー受賞、おめでとうございます!

ありがとうございます!本当に光栄です。自分自身が楽しめるゲームを作る事に沢山の時間と労力を費やしているので、多くの方に親しまれているファミ通さんのような威厳のある雑誌から楽しんでいただけたと聞けたのはとても嬉しい事です!

RF

ピクセルカラーズの中にピクセルクロスというLCDゲームが入っていた事を初公開されたようですが、今作ピクセルクロスアドベンチャーにも何か似たものを期待してもいいんでしょうか?

あのLCDゲームが発見されるまで時間がかかっていたので、ヒントを出すしかありませんでした。ピクセルクロスアドベンチャーにも解放が難しいシークレットコンテンツを入れていますが今回はもっと分かりやすくなっています。100%達成すれば教えてくれますのでそれ以上の秘密はありません。もう少しミニゲームを追加したかったですが、時間の都合で間に合いませんでした。

RF

お一人でグラフィックからプログラミングやパズルまで作るという偉業を成し遂げられました。真のインディーゲームですね。時間はどのくらいかかりましたか?

人はひとりでは生きていけないですよ、音楽は自分で作ってませんし(スキルがないので)、素晴らしい翻訳家の方達や、QA、パブリッシャーのあなたにも頼りました。そのサポートありきだったので1人でやったとは思っていません。確かに時間はかかりました。2018年12月ごろに初めてプレイ可能なテストを作ったんですが、本気で作り始めてからは1年と1、2か月ほどかかりました。

RF

最終的にゲームに入る事が出来なかったアイデアはあるんでしょうか?

沢山あります!アイデアを思い浮かべるのは簡単ですが実行するのが大変です。ロケットワールドの中に小さなゲームセンターや音楽プレーヤー、追加エリアや追加キャラを入れたかったです。リリース前の最終段階でやっぱりいくつかアイデアは次作のために使おうと厳しい決断をしました。ゲーム開発は常に可能な時間枠や予算の中で、自分の作りたい物と自分が作れる物のバランスを取ることだと思います。

RF

ゲームのデザイナーですからプレイするのも上手なんだと思いますが、ベスト記録は何時間でしたか?記録は更新されると思いますか?

そう思いますよね。でも僕でも15時間かかりましたし、日本での発売日、とあるプレーヤーのクリア記録は10時間以内でした。自分のゲームでも特別上手ではないという事を知るのは屈辱的ですね...

そういえば、あなたはこのゲーム、プレイしてくれましたか?どれくらいかかりましたか?

RF

ええと、時間が迫ってますのでインタビューを進めましょう...

ジェームスさんは熱心なパズルファン(特にロジックパズル)ですが、解けないパズルと出くわした事は?
 

ロジックパズルの楽しみは、クリアするのに特別賢かったりする必要はなくて、だからきっと好きなのかなと思います。すべて論理的で予測や大きくスキップしたりしなくてもいいので、ロジックパズルはすべて解決可能です。雑誌にあった大きめのお絵かきロジックを諦めた事はありますね。だって、かなりの時間を取られちゃいますから。

RF

ピクセルシリーズは今後どうなって行くんでしょうか?

前へ進んでいきます!次のピクセルのアイデアは沢山あります、でも既にあるものを進展させたいです。もしピクセルクロスアドベンチャーが好評になれば追加コンテンツの可能性もあります。もちろん他のタイプのパズルのアイデアも探したいです。あとはキャラクター達の現状についても考えたいですね。ヒーローや悪役をあまり沢山増やしたいとは思っていないので。